〜重だるい肩を、軽やかに〜
肩こりは、首や肩まわりの筋肉が緊張し、血流が悪くなることで 起こります。 長時間のデスクワークやスマートフォン操作、ストレス、 冷えなども原因となり、 「肩が重い」「首が回らない」「頭まで痛くなる」といった 不快な症状が続く方も多いです。 鍼灸は、こり固まった筋肉をゆるめて血の巡りを整え、 根本的に疲れにくい身体づくりを目指す治療法です。
〜肩こりの原因と悪循環〜
肩こりは、筋肉の緊張と血流の滞りが悪循環を起こして慢性化 します。 筋肉がこると血行が悪くなり、疲労物質がたまり、さらに筋肉が かたくなる―― この繰り返しが「痛みのもと」を作り出します。 こうした痛みの原因となるしこりは「トリガーポイント」 と呼ばれ、首や肩だけでなく、頭や腕にまで痛みを広げる こともあります。
〜鍼灸で整える肩こりのメカニズム〜
鍼の刺激は、筋肉の深い部分にまで届き、 局所の血流を改善して緊張をゆるめる働きがあります。 また、鍼刺激によって「エンドルフィン」「エンケファリン」 など体内の痛みを抑える物質(内因性オピオイド)が分泌され、 自然な鎮痛作用が働きます。 さらに、全身の自律神経のバランスが整うことで、 ストレス性の肩こりや頭痛にも良い影響を与えます。