
脚の痛み・しびれ
日常に影を落とす脚の不調に、寄り添うケアを
「歩くと脚がつらくなる…」
「おしりから太ももにかけてビリッと走ることがある…」
「ふくらはぎがじんじんして重だるい…」
そんな脚の痛みやしびれは、ふだんの暮らしを曇らせてしまうことがあります。
この不調の多くには、坐骨神経痛とよばれる状態が関わっていることがよくあります。
坐骨神経は、腰から脚先までながく伸びる大切な神経。
そのどこかで圧迫が起きたり、血流が弱くなると、痛みやしびれとしてあらわれます。
痛みやしびれの原因
坐骨神経痛を引き起こしやすい原因には、次の2つがよく知られています。
● 腰椎椎間板ヘルニア
背骨のクッションが外へ飛び出してしまい、神経を押してしまう状態です。
比較的若い世代の方にもみられます。
● 腰部脊柱管狭窄症
加齢や姿勢の癖などによって、神経の通り道がせまくなり、神経や周囲の血流が圧迫される状態です。
脚の痛み・しびれに加えて、歩くとつらくなる…という症状が出やすいのが特徴です。
当院の鍼灸ケア
当院では、脚の痛みやしびれを
「神経への負担」「筋肉のこわばり」「血流の滞り」
という三つの視点からていねいにみつめ、やさしい鍼灸ケアで整えていきます。
① 腰の神経の出口まわりをゆるめる鍼
イメージとしては “腰の神経が出てくるあたりのこわばりをほぐす” 施術です。
ここがゆるむと、脚へ向かう神経の流れが整い、痛みやしびれの軽減が期待できます。
② 痛みやしびれが出ている場所に近い神経へのアプローチ
おしり・太もも・ふくらはぎなど、気になる部分には細い末梢神経が走っています。
その神経にやさしく働きかけられるツボを選び、過敏になった神経の興奮を落ち着けていきます。
③ こわばった筋肉をふんわりゆるめる鍼
神経の不調は、筋肉の緊張とも深くつながっています。
関連する筋肉に鍼をすることで血流が改善し、脚の重さやだるさが軽くなる方も多くいらっしゃいます。
④ 必要に応じて、やさしい電気(通電)治療を
深いところの筋肉をゆるめたり、神経の血流を整える目的で、微弱な電気を流す「鍼通電」を併用する場合があります。
強い刺激ではなく、やさしいトントンという心地よい刺激です。
鍼灸は、神経・筋肉・血流のバランスをそっと整え、
身体が本来もつ回復力を引き出していくやさしいケアです。
当院では、おひとりおひとりに寄り添いながら、無理のない心地よい施術を大切にしています。